今、お邪魔させてもらっているおじいさん。

何歳くらいなんだろう。白人の人たちは、年よりも年取って見えるからなあ。70才手前くらいかな。
やたらと色んなことをよく知っていて、地層のことやら、古いトラクターのエンジンの構造やら、穀物の栄養素やら、家の建て方やら、牧草の作り方やら・・・・・。
よくそんなに話すことがあるなあと感心するほど、しゃべり続けます。
ちなみに、若い頃は消防士をしていたそうで、今は牧場で馬を育てています。
毎日、車に乗って、色んなところに連れて行ってくれます。
博物館、恐竜の足跡、化石、地図を見ながらの地層学講座。
一日に何百キロも、がんがん飛ばして走ります。
今日はカナダ西海岸、アメリカまで電力を供給している、カナダでも有数のでっかいダムを見に行きました。
説明が難しすぎて、ときおり居眠りしながら(ごめん・・・)聞いています。
せっかくカナダにいるんだから、見れるものは全て見ていって欲しいといわれています。
詰め込まれすぎて、あまりよくない頭がパンクしそうです。
そういう日々の中で生まれた欲求。
体を動かしたい!!!!!
というわけで、今日はちょっと走りに行ってきました。
ちょっとこの怠けた体を引き締めなければ。
久しぶりに、絵も描き始めてみました。

このあたりは、畑(色んな種類の麦、キャノーラ、牧草、豆)と牧畜(馬、牛、バッファロー)が盛んなところで、ちょうど収穫の時期で、なんだか北海道を思い出します。
果てしなく広がる大地、その地を縫って流れる川、たくさんの湖、色付き始めた木々。
もうすぐ秋が来て、冬が来る。
渡り鳥の季節。カナダ雁はあちらこちらの畑で羽根を休め、もうすぐ白鳥も南へ向かう。
春になると北へ向かい、夏が過ぎると南へ下る。流れるような自然の営み。
わたしはどこへ流れてゆこうかな。流れるままに、運ばれるままに。
そんな風に生きていけるのかな。
久々現実逃避。
シーズンの終わる今頃は、次が決まるまでなんだか相変わらず落ち着かないなあ。