種子島が大変

馬毛島という島がある。
種子島でシーカヤックガイドをしている時に、休みに社長とカヤックで行ったことがある。

種子島から片道12キロ。
周囲12キロの平坦な島なのに、なぜか真水が流れると言う、古くは宝の島と呼ばれた島。
周囲の海にはウミガメが多く生息する。
なんとそこに、硫黄島からアメリカ軍を移転させたいと防衛庁からの打診があったのが今月の8日。
硫黄島といえば、一昨年の皆既日食が唯一日本で観測できた、本州から遠く離れた小さな島。
基本的に、戦争とか、銃とかが嫌いなので、移転には断固反対。
太平洋の真ん中でやっていてほしい。
種子島には、そのすぐ隣の屋久島には、わたしの大好きな人たちが、波に揺られて、滝に打たれて、山に登って、海に潜って幸せに暮らしているのに。
島が、木が、川が海を作る、魚を育てる。
海が私たちを養ってくれる。
兵器からは憎しみしか生まれない。
そろそろ、武器のない世界になるころだと思う。
いつかまた帰ろうと思っている場所のために、大切な人たちのために、わたしには何ができるかな。