Baja Ha-ha 終了

ゴール地の、Cabo San Lucas に到着いたしました。
無事についたー、よかったー。
エンジンは動いたり止まったりするし、帆を操作するのを支えているブームという横柱が風で折れるし、

一人が額を切ってその辺血まみれになるし。(自分で縫い合わせていたけど・・・・・さすが元看護婦)
小さなことから大きなことまで、一旦陸を離れてしまったら、全部自分たちでやらなければいけない。
エンジンが止まったら、なんとか動くように直しながら、交代でヘルムをとりながら。(船のハンドルを握って操縦することをヘルムをとると言います)
日が昇って、沈んで、星がまわりだして、月が昇って、沈んで。
時々、数え切れないくらいのいるかとアザラシに取り囲まれて、夜は星の明かりと風をたよりにして。
夜の海は暗くて怖いと思っていたけど、星の明かりに囲まれて、海のうねりに運ばれる。
時折水面がきらりと光る、夜光虫か、イカかな。
何かでかいものが水面から飛び出してきたりもする。魚かいるかかアザラシか。
数えていると眠くなってきそうな程の数の流れ星と、日に日に欠けていく月。
ずっと揺れていてまともに歩けないけど、風がないとほとんど進まないけど、景色はほとんど変わらないけど、これ全部、自分ひとりでやろうと思ったら大変だなーとしみじみ実感したけど、
でも船の生活は楽しいです。