今日も

会いたいと思っていたら会えるものでした。
今日も(多分)同じウミガメがいました。
船の真下のブロックに寄りかかるように。
時折水面に浮かび上がって少し泳いで、また潜っては砂浜に横たわる。
今日は素潜りだったので、カメと一緒に泳げました。
5メートルくらいのところに沈んで休んでいるところに、潜っては近寄り、潜ってはそっと手に触ってみたり、頭に触ってみたりもしました。
まるで死んだように無反応。
体にこびりついたフジツボが長い年月を海で暮らしたことを物語る。
そろそろこの生を終わろうとしているのか、それともちょっと休憩中なのか。
この大きい太平洋を生き延びてきた命は、とても魅力的でした。