太陽が教えてくれること

当たり前だけど、海の上には目印はありません。岸が見えれば、コンパスを使ってだいたいの場所を知ることが出来ます。
これもまた当たり前なんだけど、太平洋を渡ろうと思ったら、ハワイまでうまく進んで二週間、海しか見えません。
自分がいる位置を知るには、緯度(Latitude)と、経度(Longitude)というのを使います。
GPSを使えば、ピピッと画面に数字が並びます。
でも、海の上でバッテリーが切れたら?
あまり考えたくないシチュエーションですが、余裕でありえます。機械を過信するのは禁物です。
そんな時、太陽が緯度を、時間が経度を、教えてくれるようです。
緯度の求め方。
太陽は正午、赤道の上を南北23.5度の間をうろうろしているようで、この角度は毎日違うので本(nautical almanac)で調べます。
次に、ぴったり正午に、自分のいる場所から太陽の角度を測ります。
ぴったり正午っていうのを調べるのが大変で(少し時間がずれただけで、自分のいる位置が正確につかめない)、何度も太陽までの角度を測って、一番上に来た時の時間と角度を調べます。
そして90度から、その角度を引いて、nautical almanac で調べた角度を足したのが、緯度。
なんだか複雑です。もう少し勉強する必要があるみたいです。
わたしは自慢ではないですが、学生の頃、数学が大嫌いでした。
でも嫌いだと思っていたら、むこうもきっと嫌いになるので、そうしたら自分の場所がわからなくて困るので、ちょっと好きになってみたいと思います。
ちなみに経度の求め方も教えてくれたのですが、まだいまいち理解できていません。言葉の壁は厚い・・・・。
それはまたの機会に・・・・。