さっそく仕事

着いた次の日からもう仕事の始まり。
半年ぶりのエビ養殖場。変わらない顔と新しい顔ぶれ。
さてどんな日々になるのか。
エビのえさを撒く。
一池に170キロのえさ。
どれだけのエビがこのなかにいるんだろうか。
捕る漁業から、育てる漁業へ。
人が生きていくために命を育て、売り買いして生計をたてる。
命はみな平等に存在するはずなのに、そんなことをしてお金を稼ぐ。
でも今の時代、そうやって暮らしている。
なにがいいのか悪いのか。
なにが正しくて間違っているのか。
だれもなにもわからない。