Competent Crew Day:1

昨日一日すごい風でした。海も大荒れ。車も大揺れ。
こんなのでセーリングなんて出来るのかしらと思いながら迎えた初日。
午前中は強風のため中止になりました。
午後はうって変わって穏やかな青空。こんなに天候って変わるものかしらと思うくらい。無風。
そして風が吹かないと、ヨットは進まないのでした。
午後は帆の揚げかた、船外機の使い方、そして湾の中をぐるっとまわって今日は終了。
それでも初めて乗ったヨット。
遠くの小島に止まっているBald Eagle(日本語ではなんていうのかな。頭の真っ白な鷲)を見ながら、船外機でぽくぽく進む。
船っていいなあ。
でも、ここに来て知ったことがあるのです。
ヨットって高いのです。思っていた以上に。
これに乗れば日本まで行けるよーといわれた船は$200000。小さい船でも$16000。
現在の所持金、$7000くらいか。
ゼロが一つ多い・・・。
船を買ってそれに暮らすという夢は、夢のまま終わってしまうのか。
それとも奇跡的に安い船が見つかるのか。
そういえば、夢というのはそうそう簡単にかなうものではないから夢というのだと思い出しました。
そして、船に一人で乗れるようになるまでには、たくさんの練習が必要なことも知りました。そして、全て英語のこのコース、わたしは無事に終了することができるのでしょうか。
一冊のテキストを読み終えるのに、久しぶりに週末、辞書を片手に一日10時間以上勉強しました。今も英語の単語で頭がくるくるしています。
いつもわたしは物事を簡単に考えすぎる傾向があるようです。
でもそうやって、一つ一つ乗り越えて、いつかは大きな花が咲くはず。
山で暮らして、川を下って、海を渡る。
今までやってきたこと、全てつながっている。
家は車だし、船を買うお金なんてどこからも出てこないけれど、たまにはまじめに働いたりもしなくちゃだけど、何を求めているのかよくわからなくなるけど、それでもこうやってしたいと思ったことに挑戦できることを、いつまで続けられるのかわからないけれど、本当に幸せだと思う。
明日はいい風が吹きますように