都会の波にもまれて

ブーツを手に入れました。
ウィスラーは、なんだかきらきらしたリゾート地でした。
似合わないのを知っているので、あっさりスルーして、ブーツもあるし、山に登りに行くぞーと勢い込んでいたら・・・・
雨・・・・・・・。
どうせそんなもんです。わたしの人生なんて。
ところで、わたしはカナダのでかさを見くびっていました。
レベルストークからウィスラーまで、500キロちょっと。そこからバンクーバーまで120キロ。
遠い・・・果てしなく。
パキスタンを思わせるような、からからに乾燥した山々。
氷河をまとって白く輝く峰々。
雨に白く煙る、苔の森。
鉄の箱の中に座って、ペダルを踏んでいるだけで、周りの景色がどんどん変わる。
文明ってちょっとやっぱりすごい。
そして今は、大都会バンクーバー
都会の勢いにすっかりのまれて、車を出す時に、後ろの車にぶつけました。ナンバープレートが少しへこんでました。
どうなるかなあ。
むこうも駐車禁止のところに停めていたし、何事もなければいいのですが。
街の運転はおっかない。
そして今日は、友達の友達はぜーんぶ友達さー。
っていう友達に紹介してもらった人のうちに泊まらせていただいています。
人と人のつながりを、いつも暖かく感じます。
感謝して受け入れて、いつかはあたしも誰かに返せるようになりますように。
足を伸ばして眠れることが、こんなに幸せだなんて。
貧乏生活のいいところ、なんでもないことが、すごく幸せに感じられるところ。